山田芳裕
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山田 芳裕(やまだ よしひろ、1968年 - )は、日本の漫画家。新潟県出身。
目次 |
[編集] 略歴
1987年、立正大学法学部在学中に『大正野郎』でデビュー。その後も講談社の週刊モーニングや月刊アフタヌーンで短篇を発表していたが、小学館ヤングサンデーに連載した『デカスロン』が人気となり有名になった。その後に『度胸星』を連載するも、ヤングサンデー誌の方針変更のため打ち切りとなる。
[編集] 作風
個性豊かなキャラクターと、オリジナリティの高い、いわゆる「目の付け所がいい」ストーリーで読ませる作家である。絵柄は決して上手いとは言えないものだが、かといって下手なわけでもない。むしろ『大正野郎』のレトロチックな描線やコマ割り、『デカスロン』の過剰なパースペクティブなど、作品ごとに工夫がしてあり、この作家の特徴として受け入れられている。
デビュー作以来、人間の「こだわり」をテーマにした作品が多く、多くはユーモラスに、時には悲壮に、主人公の「こだわり」と世間一般の常識との乖離を描いて人気を得た。そういった下地に陸上十種競技といういわばマイナースポーツをはめ込んで大成功した『デカスロン』、高度なSF的アイディアを盛り込んだ『度胸星』と、作家としてのスケールを広げていった矢先に、前述の打ち切りとなった。
活躍の場を再び講談社に移しての『ジャイアント』『へうげもの』はそれぞれ評価も高いが、中断したままとなっている『度胸星』の完結を望むファンは多い。
[編集] 作品リスト
- 大正野郎(1987年、週刊モーニング、講談社)
- 考える侍(1989年、コミック・アフタヌーン、講談社)
- しわあせ(1991年、モーニングパーティ増刊、講談社)
- やぁ!(1991年、ミスターマガジン、講談社)
- デカスロン(1992年、週刊ヤングサンデー、小学館)
- 度胸星(2000年、週刊ヤングサンデー、小学館)
- いよっおみっちゃん(2001年、週刊モーニング、講談社)
- ジャイアント(2002年、週刊モーニング、講談社)- 日本人メジャーリーガーの活躍を描く。
- へうげもの(2005年、週刊モーニング、講談社)、安土桃山時代を舞台に、古田織部(古田重然)を主人公にした作品。
[編集] 外部リンク
- へうげもの official blog - 公式ブログサイト
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