対レーダーミサイル
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対レーダーミサイルは、レーダーサイトなどのレーダーに対して使われるミサイルのこと。英語でAnti-Radar-Missile略してARMといわれる。
目標となるレーダーサイトより発信されるレーダー波を受信し、その発信源に向かって自らを誘導する(パッシブ・レーダー誘導)ミサイルである。 対空火器管制用レーダー装置などに対しても使われるため、その対空ミサイルの射程外から攻撃できるよう、射程が長いことが望ましい。
実際、目標となるレーダー装置そのものは非常に脆弱であるため必ずしも弾頭は大きい必要がなく、小型軽量な弾頭で目的を達成できるために本体重量を節減でき、射程の長距離化が実現している。
パッシブ・レーダー誘導は目標からのレーダー波を受信、誘導する為、目標が途中でレーダー波の送信を止めた場合、目標への誘導が行えなくなり、結果として命中精度が大きく下がってしまうという弱点を持つ。その為、他の誘導方法と併用して誘導を行う事により、その弱点を少しでも克服しようという改良を行ったタイプのミサイルも開発されている。
[編集] 主な対レーダーミサイル
- AGM-122 サイドアーム(アメリカ)
- AGM-45 シェライク(アメリカ)
- AGM-78 スタンダードアーム(アメリカ)
- AGM-88 HARM(アメリカ)
- ALARM(イギリス)
- AS37 マーテル(フランス)
- Kh-27 ケグラー(ロシア)
- Kh-31 クリプトン(ロシア)
- YJ-12(中国)
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