富ヶ谷
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富ヶ谷(とみがや)は、東京都渋谷区にある地名である。現在の住居表示では、一丁目と二丁目がある。当地域の人口は 7,761人(2006年7月31日現在、住民基本台帳による。渋谷区調べ)。
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[編集] 概要
渋谷区の中央付近に位置する。渋谷区の西部に位置する。一丁目の北部は小田急線の線路沿いにあり、小田急線を境に向かい側は渋谷区代々木である。二丁目は、井ノ頭通りが北端で、井ノ頭通りで渋谷区上原に接する。西部も渋谷区上原に接する。一丁目の南部は渋谷区神山町に接する。二丁目の南部は目黒区駒場である。東部一帯は、代々木公園に接する。山手通りと井ノ頭通りの交差点である「富ヶ谷交差点」はよく知られている。
地域内の大半は閑静な住宅地である。幹線道路沿いはビルやマンションが目立つ。幹線道路沿いでない路地部分は、多くが一戸建て住宅である。
地形的には、渋谷の街の上流に位置し、宇田川と河骨川(ともに暗渠)の2つの谷が合流する地点となっている。富ヶ谷の名前はこの谷に由来する。約10万年前まではこの富ヶ谷付近に海水面があったと言われる。
[編集] 富ヶ谷一丁目
- 井ノ頭通りから北側は、小田急線代々木八幡駅が近く、駅前であるため、駅前商店街となっている。
- 井ノ頭通りから南側は閑静な住宅地となっており、隣接する神山町や松濤とともに、高級邸宅や高級マンションがみられ、この地にゆかりのある有名人も少なくない。
[編集] 富ヶ谷二丁目
二丁目も概ね住宅地となっている。北部から南部にかけて、上り坂となっている。戸建住宅が多いが、アパートやマンションも点在している。高級マンションも幾つかある。東海大学代々木校舎がある。
[編集] 交通
二丁目では北端を、一丁目では地域内を井ノ頭通りが横断している。また、一丁目と二丁目の間を山手通りが縦貫している。
一丁目の北部に、小田急線の代々木八幡駅と、地下鉄千代田線の代々木公園駅がある。路線バスや自転車などを用いれば渋谷駅へのアクセスも良い。
[編集] 特記事項
- 毎年一回、富ヶ谷の商店街の道を閉鎖して祭礼が行われる。
- 正式な町名は、小さい「ヶ」の「富ヶ谷」ではなく、カタカナの「ケ」の「富ケ谷」である。しかし、MS-IMEでは「とみがや」は「富ヶ谷」と変換されるため、実際には富ヶ谷と表記されるケースが多いことから、本ページでもそのように記述した。
[編集] 主な施設
- 東海大学代々木校舎
- 東海大学付属望星高等学校
- 八幡湯
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