密漁
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密漁(みつりょう)とは、国際間の協定や法令や漁業者間のルールを犯して魚介類をとること。陸上の動物を不法に採取することは密猟と書き分けて区分する。
[編集] 小規模な密漁
- 商品価値の高いアワビやウニなどの稚貝や種苗を放流し養殖を行っている海域では、素潜りや小型ボートを用いて密漁が行われる。密漁の規模こそ小さいが、被害額は一晩で数千万円にものぼることが珍しくなく事態は深刻化している。背景には、密漁した海産物を組織的に売りさばく暴力団の存在も取りざたされており、漁村の駐在所などでは不審車の動きに目を光らせることが重要な仕事の一つとなっている。