奈良銀行
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株式会社奈良銀行(ならぎんこう)は奈良県奈良市に本店を置き、2005年まで存在した日本の第二地方銀行。りそなホールディングスの完全子会社だった。鹿をシンボルマークとしていた。
りそな銀行が発足した当初は、2005年に奈良銀行を「奈良りそな銀行」とするはずだったが、いわゆるりそなショックにより頓挫。勘定系システムに関しては2003年(平成15)7月22日をもって従前のシステムから旧大和銀行のNEWTONシステムへ移行したものの、系列の中心であるりそな銀行が国有化されたことによって、奈良銀行自体も今後の展開が見えない状況となった。
その後、奈良銀行単独での事業拡大は困難と判断され、奈良県内の営業力強化のため2006年1月1日にりそな銀行と合併し、消滅した(この時点で奈良県に本拠を置く銀行は南都銀行のみとなった)。旧本店は「新奈良営業部」となった。旧大阪支店は桜川東支店となったが、2006年6月16日(営業最終日)に桜川支店に統合され消滅。現在のところ、これが旧奈良銀行店舗唯一の消滅事例となる。
2006年10月10日に、旧あさひ店の奈良支店が旧奈良銀本店だった新奈良営業部に統合されるが、統合後の新奈良営業部の位置は、奈良支店跡地となる。
奈良銀行時代の頃はインターネットバンキングは未提供だったが、合併後にりそな銀行のシステム上で提供されている。