天体写真
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天体写真(てんたいしゃしん)とは、天体(惑星、衛星、恒星、彗星、星座、星雲、星団など)を撮影した写真のこと。「天文写真」と呼ばれることもある。
望遠鏡などのカメラ以外の機器を用いて撮影される場合もある。一般に、被写体が暗い場合が多いため、長時間露光により、撮影されることが多い。長時間露光の場合には、肉眼で見るときとは大きく異なる画面・色彩等となることが多い。
天体写真は、科学的な研究目的で撮影される場合、趣味で撮影される場合などがある。専門の「天体写真家」は、一般に余り存在しない(例えば、天文台などで天体写真を撮影する場合があるが、それは、あくまでも研究の補助であり、撮影自体を仕事としている者は、ほとんどいない)。天体写真を撮影する者の多くは、アマチュア写真家である。
なお、朝の写真や夕刻の写真に太陽が写りこんでいたり、昼間の写真に月が写りこんでいるような場合には、天体写真と呼ばれないことがむしろ多いだろう。