大宮バイパス
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大宮バイパス(おおみやバイパス)は日本の一般国道である国道17号の一部。
かつて国道17号は昔からの中山道を指定していたため、狭い道がそのまま使われていた。しかし、高度経済成長によって自動車の増加を見込み、中山道に平行して片側2車線の高規格道路を建設するに至った。1958年から1963年にかけて、大宮市(現さいたま市北区)宮原町から鴻巣市箕田までの区間が開通、こちらを「中山道」、旧道を「旧中山道」と呼ぶことになった。その後の国道・都道府県道の指定・改定の兼ね合いもあって、旧中山道が国道から県道(埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線)に格下げされ、現在の国道17号は大宮バイパスのことのみを指す。このため、大宮バイパスという呼称はほとんど使用されていない。
1967年に吉野町インターから東京都練馬区への国道17号バイパスが開通する際、上記の区間で「大宮バイパス」の名称が既に使用されていた為、「新大宮バイパス」となった。
旧大宮市から鴻巣市にかけての沿線住民は、古い世代を中心に現在も「バイパス」と呼んでいる。またこの地域の住民は大宮バイパスを「中山道」と呼ぶことはほとんどなく、単に「17号」と呼び、現在に至っても旧中山道を「中山道」と呼んでいる。
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