夜想曲 (ゲーム)
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『夜想曲』(やそうきょく)は1998年7月16日にビクターインタラクティブソフトウエア(現マーベラスインタラクティブ)から発売されたプレイステーション用アドベンチャーゲームである。原作は赤川次郎の小説『殺人を呼んだ本』。PlayStation the Bestとして廉価版も発売されており、2002年12月5日には新たにPS one Booksとして再廉価版が発売された。
2001年6月14日には続編として『夜想曲2』が同じくプレイステーション用ゲームとして発売された。1作目と同じ設定、時間軸上で起きた別の事件を扱った物語となっている。こちらも2002年12月5日にPS one Booksとして廉価版が発売された。
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[編集] ストーリー
田園地帯を走る電車の中で目を覚ました主人公(あなた)はため息をつく。
法学の教授に研究室へと呼び出された大学四年生の主人公は、そこで無情にも出席日数が不足しており、このままでは単位があげることができないと通告される。そこを何とかと懇願する主人公に、教授は一枚の書類を差し出す。そこには別荘地にある図書館で住み込みで管理人のアルバイトをしてくれる人間を募集していると書かれてある。単位のため主人公は受け入れるしかなかった。
大学生活最後の夏休みに主人公は電車でバイト先である「野々宮図書館」がある奥音里へと向かっていた。前の席には「専用テニスコート使い放題」の文面に引かれて付いてきた「友達以上恋人未満」な関係にある同級生が眠っている。
奥音里に付いた二人は目的地へと向かうためバスへと乗った。どんどん山奥へと進むバスに不安を覚える二人。辺りに何も無い停留所で降り不気味な林道を進んだ二人の目の前に古びた洋館が姿を現す。それこそが「野々宮図書館」だった。
[編集] 主な登場人物
- 主人公(あなた)(竹内好男/松永三記子)※・・・大学生
- 恋人(松永三記子/竹内好男)※・・・大学の同級生
- 田所あきら※・・・野々宮財団弁護士
- 鬼村巡査・・・警官
※主人公の性別はゲーム開始時に選ぶことができる。これにより恋人と田所の性別も変わる。 主人公と恋人の名前は変えることができる。()内は男女それぞれのデフォルト名。
[編集] 特徴
[編集] 夜想曲
- スクリーンセーバー機能
- 画面を放置しておくと設定してあったスクリーンセーバーが起動する。
[編集] 夜想曲2
- ミステリーチップ機能
- 怪しいと思った場所でミステリーボタンを押すと物語が変化することがある。ミステリーボタンは各話ごとに使える回数が限られている。
[編集] 関連項目
- 魔女たちの眠り
- 月の光 ~沈める鐘の殺人~
[編集] 外部リンク
- team CRAZE LAND(開発チームのサイト)
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