和賀郡
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和賀郡(わがぐん)は、2003年までは岩手県の西部及び花巻・北上両市を挟んで飛び地した中央部に位置する郡で人口17,829人、面積748.29 km²。
2005年に湯田町と沢内村が合併して西和賀町に、2006年に東和町が花巻市に合併吸収され人口は7,688人、590.78km²となる。
日本国内最大級のブナの巨木を抱える原生林と秋田県との県境をなす標高1,000m級の山々による和賀山塊が郡西部に位置する。
以下の1町を含む。
- 西和賀町(にしわがまち)
市町村合併に伴い、2006年1月1日以降は西和賀町のみの1郡1町となる。
[編集] 沿革
- 1878年(明治11年) 郡区町村編制法により、東和賀郡と西和賀郡に分割。
- 1889年(明治22年)4月1日 町村制施行により、以下の1町17村が成立。
- 東和賀郡
- 笹間村
- 立花村
- 黒沢尻町
- 飯豊村
- 二子村
- 更木村
- 鬼柳村
- 十二鏑村
- 中内村
- 小山田村
- 谷内村
- 岩崎村
- 横川目村
- 藤根村
- 江釣子村
- 相去村
- 西和賀郡
- 湯田村
- 沢内村
- 東和賀郡
- 1896年(明治29年)3月29日 東和賀郡と西和賀郡が合併し、再度和賀郡となる。また、相去村が胆沢郡へ移る。
- 1940年(昭和15年)12月25日 十二鏑村が名称変更のうえ町制施行し、土沢町となる。
- 1954年(昭和29年)1月1日 立花村が黒沢尻町に編入される。
- 1954年(昭和29年)4月1日 黒沢尻町、飯豊村、二子村、更木村、鬼柳村が胆沢郡相去村、江刺郡福岡村と合併し、北上市となる。
- 1955年(昭和30年)1月1日 土沢町、中内村、小山田村、谷内村が合併し、東和町となる。
- 1955年(昭和30年)4月1日 岩崎村、横川目村、藤根村が合併し、和賀村となる。
- 1955年(昭和30年)7月1日 笹間村が花巻市に編入される。
- 1956年(昭和31年)4月1日 和賀村が町制施行し、和賀町となる。
- 1964年(昭和39年)8月1日 湯田村が町制施行し、湯田町となる。
- 1991年(平成3年)4月1日 和賀町、江釣子村が北上市と合併し、新たな北上市となる。
- 2005年(平成17年)11月1日 湯田町、沢内村が合併し、西和賀町となる。
- 2006年(平成18年)1月1日 東和町(とうわちょう)が花巻市、稗貫郡石鳥谷町、同郡大迫町と合併し、新たな花巻市となる。
明治22年以前 | 旧郡 | 明治29年3月29日 | 明治29年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和63年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | ||
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東和賀郡 | 黒沢尻町 | 黒沢尻町 | 黒沢尻町 | 昭和29年4月1日 北上市 |
北上市 | 平成3年4月1日 北上市 |
北上市 | ||
立花村 | 立花村 | 昭和29年1月1日 黒沢尻町に編入 |
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飯豊村 | 飯豊村 | 飯豊村 | |||||||
二子村 | 二子村 | 二子村 | |||||||
更木村 | 更木村 | 更木村 | |||||||
鬼柳村 | 鬼柳村 | 鬼柳村 | |||||||
>胆沢郡 相去村 |
>胆沢郡 相去村 |
>胆沢郡 相去村 |
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岩崎村 | 岩崎村 | 岩崎村 | 昭和30年4月1日 和賀村 |
昭和31年4月1日 町制 |
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横川目村 | 横川目村 | 横川目村 | |||||||
藤根村 | 藤根村 | 藤根村 | |||||||
江釣子村 | 江釣子村 | 江釣子村 | 江釣子村 | ||||||
十二鏑村 | 昭和15年12月25日 町制改称 土沢町 |
土沢町 | 昭和30年1月1日 東和町 |
平成18年1月1日 花巻市の一部 |
花巻市 | ||||
中内村 | 中内村 | 中内村 | |||||||
小山田村 | 小山田村 | 小山田村 | |||||||
谷内村 | 谷内村 | 谷内村 | |||||||
笹間村 | 笹間村 | 笹間村 | 昭和30年7月1日 花巻市に編入 |
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西和賀郡 | 湯田村 | 湯田村 | 湯田村 | 昭和39年8月1日 町制 |
平成17年11月1日 西和賀町 |
西和賀町 | |||
沢内村 | 沢内村 | 沢内村 | 沢内村 |