名誉連隊長
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名誉連隊長(めいよれんたいちょう、独：Regimentschef,Chef eines Regimentes,英：Honorary rank of Regimental Chef of a Regiment)とは、ドイツの陸軍で付与された名誉称号である。王室が連隊のパトロンに成っている英国や英連邦のColonel-in-Chief と似た存在である。
帝政ドイツでも皇帝が連隊のパトロンとなった。帝政の崩壊と共にこれは消失したが、1935年の再軍備宣言に伴い伝統の復活が叫ばれ、将軍が退役や軍人生活40周年といった特別の機会に連隊長として勤務した連隊から終身名誉称号が授与されるようになった。1938年時点で29名の陸軍大将、4名の上級大将、1名の元帥がこの名誉称号を保持していた。着用する軍服は個人に任されていた。ゲルト・フォン・ルントシュテット元帥は写真に見られるように連隊長時代のままの佐官の襟章を着用した。肩章には元帥杖（元帥位を示す交差したバトン）に第18歩兵連隊の数字18を付けた。
- 主な名誉連隊長：
- August von Mackensen 元帥 第5騎兵連隊
- Hans von Seeckt 上級大将 第67歩兵連隊
- Werner von Fritsch 上級大将 第12砲兵連隊
- Gerd von Rundstedt 元帥 第18歩兵連隊
- Werner von Blomberg 元帥 第73歩兵連隊
- Oswald Lutz 大将 第1戦車連隊
[編集] 参考文献
- Brian L.Davis: German Army Uniforms and Insignia 1933-1945, Arms and Armour, 1992, ISBN 1-85409-158-1
