吉崎栄泰
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吉崎 栄泰(よしざき はるやす、1955年2月23日 - )は、日本のプログラマ。北海道旭川市生まれ。本業は内科勤務医。札幌医科大学で内科学を専攻。大学時代に出たばかりのインテル社のチップを手に入れるほどのコンピュータ好きだった。
1988年に奥村晴彦がLZSS方式をさらに算術符号化したIZARIという圧縮アルゴリズムを発表すると、吉崎は「算術符号化の部分をハフマン符号化すればもっと効率的なアルゴリズムになる」との考えから、それに基づいたLZHUF法を開発した。同年末にLZHUF法を採用したアーカイバLHarcをニフティサーブとアスキーネットに公開したところ反響を呼び、その後も奥村との交流を深め、アルゴリズムの改良が続けられた。
1990年頃にLHarcをLHAに改称、多くのボランティアの協力を得てUNIX版、Macintosh版、Windows版に移植された。マニュアルは英訳され日本国外のユーザーにも知られるようになり、Windows環境ではZIPとともに事実上の標準形式となった。また、ZIP形式を扱うPKZIPがシェアウェアであったのに対し、LHAはフリーウェアでオープンソースであった点も人気に拍車をかけた。