北新宿
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北新宿(きたしんじゅく)は、東京都新宿区の町名の一つ。青梅街道、税務署通り、小滝橋通り、神田川に囲まれた、面積0.90平方キロメートルの地域である。古くは「柏木」と呼ばれていた。古くからの住宅や中小の商店街が数多く密集している地域だが、西新宿八丁目・北新宿一・二丁目においては税務署通り(東京都道・埼玉県道4号東京所沢線)の整備と併せて、北新宿地区再開発事業が進行中である。
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[編集] 歴史
- 1878年11月2日 - 郡区町村編制法施行により南豊島郡柏木村となる。
- 1889年5月1日 - 町村制施行により南豊島郡淀橋町が発足、淀橋町大字柏木となる。
- 1932年10月1日 - 淀橋町が東京市に編入、東京市淀橋区が発足。大字柏木は柏木一~五丁目となる。
- 1971年1月1日 - 住居表示が実施され、柏木二~四丁目と五丁目の一部が北新宿一~四丁目となる。
[編集] 人口・世帯数
人口 22,151人(5年間で990人、4.7%増。特に2丁目地区は647人、16.6%増)
うち 男性 11,424人
女性 10,727人
世帯数 13,017世帯(5年間で935世帯、7.7%増)
1世帯当たり 1.70人
(平成17年度国勢調査(速報値))
[編集] 主な公共施設
[編集] 主な宗教施設
- 鎧神社
名称は、日本武尊が東征のおり、甲冑をこの地に納めたことに由来するという。平将門滅亡後、その鎧もこの地に埋められたと伝えられる。
- 円照寺
- ヨハン早稲田キリスト教会
[編集] 神田川に架かる主な橋
徳川3代将軍家光の命名と伝えられている。かつては「姿見ずの橋」、「いとま乞いの橋」と言われていた。当地の長者がこの橋を渡って財産を隠しに行った帰り、隠し場所が知れるのを恐れて、手伝った下男を殺害し神田川に捨てたことに由来しているという。鷹狩で訪れた家光がこの故事を、「不吉である」として改名を命じたとされる。(その他に諸説あり。「淀橋」の項参照。)
- 末広橋(大久保通り)
- 小滝橋(小滝橋通り)
かぐや姫のヒット曲「神田川」は、作詞家喜多条忠が、車でこの橋を通りかかった際、自らの学生時代を想起して作ったという。
[編集] ゆかりの人物
- 三遊亭圓生(六代目) - 当地に住んでいたため「柏木の師匠」と呼ばれていた。
[編集] その他
映画「容疑者 室井慎次」は、新宿北警察署(架空)管内が舞台となっているが、現実の北新宿地区をイメージした設定ではなく、北新宿で撮影された様子はない。(実際に北新宿を管轄する警察署は、新宿署)
[編集] 外部リンク
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