副鼻腔炎
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副鼻腔炎(ふくびくうえん)は、副鼻腔に炎症がおきる病気。慢性の副鼻腔炎の通称/俗称は蓄膿症(ちくのうしょう)。
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副鼻腔炎のデータ | |
ICD-10 | J01(急性) J32(慢性) |
統計 | |
世界の有病者数 | |
日本の患者数 | |
学会 | |
日本 | 日本耳鼻咽喉科学会 |
世界 | |
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目次 |
[編集] 定義(概念)
[編集] 分類
[編集] 急性副鼻腔炎
急性の風邪などによる鼻炎から発症するもの。
[編集] 慢性副鼻腔炎
上記、急性、アレルギー性の副鼻腔炎が長引いたり、骨格などにより副鼻腔に膿が溜まりやすいなどが原因で慢性的に炎症がおきているもの。
[編集] 原因
風邪などにより副鼻腔に炎症がおこる。また、炎症により発生した膿が自然孔より排泄されず溜まることにより慢性化する。さらに、溜まった膿により粘膜肥厚がおこり、膿の排泄がさらに困難となり悪循環となる。
[編集] 症状
頭重感、頭痛、鼻汁(俗に青っぱなとよばれるような鼻汁)、鼻づまり、副鼻腔付近の鈍痛。
[編集] 合併症
- 鼻茸
- 瀰慢性汎細気管支炎 : 本症が瀰慢性汎細気管支炎に先行する事がある。
- カルタゲナー症候群 : 本症がカルタゲナー症候群の部分症である事がある。
[編集] 検査
- 鼻汁の状態や粘膜の腫れががないか鼻の中を見る。
- X線検査で副鼻腔中に膿が貯まっているかを確認する。
- 自然孔に消息子を挿入し、膿が存在することを確認する。
[編集] 診断
X線で副鼻腔中の膿を確認する。
[編集] 治療
[編集] 保存療法
- ネプライザー治療
- 抗生物質による、細菌除去。
- 蛋白分解酵素で、膿を排泄しやすくする。
- 消炎鎮痛剤で、炎症、痛みを抑える。
[編集] 手術
- 上顎洞根本術
- 前頭洞手術
- 鼻内内視鏡手術
現在では、内視鏡による手術がほとんどである。
[編集] 診療科
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 鼻副鼻腔炎の病態と臨床―分子医学から内視鏡・レーザー治療まで(金原出版、ISBN 4307370430)
- 切開しないで治す蓄膿症―慢性副鼻腔炎の内視鏡手術(春名真一著、保健同人社、ISBN 4832704168)
[編集] 外部リンク
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