八重垣神社
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八重垣神社 | |
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所在地 | 島根県松江市佐草町227 |
位置 | -- |
主祭神 | 素盞嗚尊 櫛稲田姫 大己貴命 青幡佐久佐日古命 |
社格等 | 式内社(小)・県社・別表神社 |
創建 | -- |
本殿の様式 | -- |
例祭 | 10月20日 |
主な神事 | 身隠神事(5月3日) 還幸祭(12月15日) |
八重垣神社(やえがきじんじゃ)は、島根県松江市にある神社である。旧称佐久佐神社(さくさじんじゃ)。式内社(論社)で、旧社格は県社。意宇六社の一社。
素盞嗚尊と櫛稲田姫を主祭神とし、大己貴命、および『出雲国風土記』で素盞嗚尊の子として記載される青幡佐久佐日古命を配祀する。
素盞嗚尊と櫛稲田姫の故事から縁結びの神社として信仰を集める。
目次 |
[編集] 歴史
社伝によれば、素盞嗚尊が八岐大蛇を退治した後、「八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を」と詠んで櫛稲田姫との住居を構えたという須賀(大原郡大東町須賀)の地に創建され、後に、青幡佐久佐日古命が祀られる佐久佐神社の境内に遷座したという。佐久佐神社という名前は延喜式神名帳に記載されているが、式内・佐久佐神社は当社の他、同市大草町の六柱神社も論社となっている。元慶2年(878年)に正五位上の神階を授かった。佐草氏が神職として奉仕し、近世には八重垣大明神と称された。
明治5年(1872年)、佐久佐神社は八重垣神社を合祀して郷社に列格し、明治9年に県社に昇格した。明治11年に八重垣神社に改称した。昭和56年(1981年)に神社本庁の別表神社に加列された。
[編集] 施設
社殿後方には「奥の院」が鎮座し、「鏡の池」と呼ばれる神池や「夫婦杉」と呼ばれる2本の大杉がある。鏡の池は稲田姫命が姿を映したと伝えられるもので、銭占いが行われる。
[編集] 文化財
[編集] 祭事
5月3日の身隠神事は、八岐大蛇退治の際に櫛稲田姫が奥の院に身を隠したという社伝に因むもので、本殿から奥の院の夫婦杉に向かって神輿による神幸行列が行われる。この行列を見ると良縁に恵まれるという言い伝えがある。12月15日に還幸祭が行われる。