全板人気トーナメント
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全板人気トーナメント(ぜんいたにんき - )は匿名掲示板2ちゃんねるで行われているトーナメントで、過去2回開催されている。最萌トーナメントから派生したもので、2ちゃんねる内の横断イベントとしては最大規模のもの。
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[編集] ルール
ルールは最萌トーナメントのそれに準じるが、第1回と第2回とで細部が少々異なる。
[編集] 過去開催された全板人気トーナメント
[編集] 第1回
- 開催期間:2002年4月3日~2002年7月18日
- 参加数:421掲示板+1メールアドレス
- 優勝:ダウンロードソフト(Download)板
- 準優勝:ハロプロ(トーナメント中にモーニングコーヒーより改称、モ娘(狼))板
2ちゃんねる、PINKちゃんねる、まちBBSの全板が参加。特例でひろゆきのメールと外部避難所のハングル板総督府も投票対象になった。外郭団体であるPINKちゃんねるが参加している理由は、この手の企画の発祥の地がPINKちゃんねるのLeaf,key板であるというのも大きい。
予選は32組で、各組3板ずつ、96板勝ち抜け。ただし、3位同票が2度あり、実際は98板が勝ち抜けた。トーナメント方式になるのは本選に入ってからで、1回戦のみ3板または4板対戦でベスト32に絞り込み、以降は全て1対1の対戦だった。
ダウンロードソフト板が優勝できたのは二つ理由があると言われる。一つは、当時WinMXが流行しており、MXユーザー達の組織的投票による力と思われる。WinMXにはチャットシステムや耳打ちシステムがありダウンロードソフト板を優勝させるためにWinMXネットワーク内で投票を呼びかける働きがあった。もう一つに、内容としては全く無関係の板同士で同盟(選挙協力)を組んだことが挙げられる。書き込み数ではモ娘(狼)板の1/10程度に過ぎないダウンロードソフト板が、同盟票により勝ち上がる結果となった。また、同盟を組んだことにより単純な住民数の力勝負ではない展開となり、投票時にはこの様相が国に喩えられ、ダウソ連合対狼帝国と称された。
[編集] 第2回
- 開催期間:2005年3月1日~2005年5月30日
- 参加数:636掲示板+1メールアドレス
- 優勝:ニュース速報(VIP)(ニュー速VIP)板
- 準優勝:自作PC板
2ちゃんねる、PINKちゃんねるの全板、ひろゆきのメールが参加。前回同様の試合構成では試合期間が余りに長期化するため、予選は1次、2次の2段階で行うよう変更がなされた。また、本選でもベスト8の段階で組み替えを行った。これは、組み合わせから先の展開を読みにくくするためであった。
1次予選は24組で、各組5板ずつ、120板勝ち抜け。2次予選は12組で、各組4板ずつ、48板勝ち抜け。いずれも同票による通過の増加はなかった。本選は、1回戦のみ3板対戦、以降は1対1。
ニュース速報(VIP)板は、第1回当時には存在しない板であった。また、自作PC板は、第1回では予選落ちだった。前回優勝のダウンロードソフト板は本選1回戦で、モ娘(狼)板は準々決勝で敗れた。
ニュース速報(VIP)板は単純な住民数で勝ち進み、第一回時のモ娘(狼)板と同等の立場であった。また、ニュース速報(VIP)板の住民数が圧倒的であったため、ほぼ全ての板が第1回のダウンロードソフト板の立場にあった板と言える。
第2回は第1回当時より更に同盟化が進み、これをメインと据え楽しむ層も現れた。以下に主要な板同盟、その際呼ばれた名称を列記する。
- VIP帝国 ニュース速報(VIP) ニー速(VIP) ニー速(pink) シベリア超速報
- モ娘 モ娘(狼) モ娘(鳩) モ娘(羊)
- IT連合 自作PC板 ダウンロードソフト板 モバイル板 レンタル鯖板 CD-R,DVD板
- ニュース連合 ニュース速報板 ニュース速報+板 私のニュース板 ニュース極東板 議員選挙板 ハングル総督府板 ハングル板 台湾板 タリバン板
- ゲイ能連合 椎名林檎板 同性愛サロン板 同性愛板 大人の同性愛板 ジャニーズ板 モ娘(羊)板 芸スポ+板 アナウンサー板
- 投資系4板 市況1板 市況2板 株式板 投資一般板
- 漫画4兄弟板 週刊少年漫画 漫画キャラ 漫画サロン 懐かし漫画
- ネトゲ連邦 ネットゲームカテゴリー各板
- game鯖連合 game鯖各板
- AA同盟 AAカテゴリ各板
- まちBBS まちBBS各板
- bbspinkやんわり連合 bbspink各板
等
この様な大連合が生まれた理由は、単純に住民層が被っているためと、同盟をメインに楽しむ層が居たためだと思われる。
[編集] 全板トーナメントの功罪
まず前提として2ちゃんねるおよび関連掲示板内部のみで完結しているため外部への影響はほとんどないことはあげなければならない。
また、全板トーナメントはどの板住民もがやる気があるわけではなく、モテない男性板、ネトゲ実況2板等は特にそれが顕著であった。また、過疎板も住人が少ないため必然的に盛り上がりは欠けていた面はある。
その上での功としてはコミュニティとして巨大化している2ちゃんねるにおいて、各板の特色や存在についてアピールしあう良い機会になったことがあげられる。普段関心の無い板に赴き、雰囲気を知るという面で交流をあげることが出来たとも言える。
逆に罪面として挙げられるのは各板の特色、ローカルルールを無視した荒らしが多発したことである。また投票活動の激しさによって数度のダウンも発生している。
[編集] 外部リンク
- 最萌トーナメントリンク(類似イベントのリンク集)
- 第1回2ちゃんねる全板人気トーナメント
- 第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント