元老院 (フランス)
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元老院(げんろういん、仏Sénat)とは、フランスの上院に相当する議会の正式名称。
「元老院(Sénat)」は共和制ローマ時代の元老院に由来している。
フランスの議事堂は「元老院」、「国民議会」それぞれ所在地が異なり、両者ともパリにある二つの宮殿を使用している。それぞれ「国民議会」がブルボン宮殿を、「元老院」がリュクサンブール宮殿を使用している。
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[編集] 沿革
- 1785年に創設された「Conseil des Anciens(元老会議、元老評議会)」を起源とする。
- フランス第二帝政時代の1851年に「Sénat(元老院)」と称される。
- フランス第三共和政時代の1875年~1940年は「Sénat Républicain(共和国元老院)」と称される。
- フランス第四共和政時代の1946年~1958年は「Conseil de la République(共和国参議院)」と称される。
- 1958年以降、現在のフランス第五共和政で「Sénat(元老院)」となり現在に至る。
[編集] 権限
国民議会とともに両院制を構成する。フランスは日本や英国、米国と異なり、一つの議会を構成する議院ではなく、両者とも独立した議会である。
フランスでは「国民議会」に優先権があり、「元老院」は主に諮問機構として機能している。
[編集] 関連
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