住吉町 (新宿区)
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住吉町(すみよしちょう)は、東京都新宿区にある地名・町名。当地域の人口は、2,383人(2006年11月1日現在、住民基本台帳による。新宿区調べ)。
1952年までは、隣の市谷台町(いちがやだいまち)に対して市谷谷町(いちがやたにまち)と称していた地域であるが、漢字にすると谷が続き誤記されやすいなどの理由で変更され、「住みよい町に」という願いから住吉町になったといわれている。
[編集] 概要
新宿区のほぼ中央部に位置する。地域北西部は、余丁町に接する。北部は河田町、北東部は市谷仲之町、東部は片町に接する。南部は、荒木町、舟町、愛住町にそれぞれ接する。西部は富久町、市谷台町にそれぞれ接する。(地名はいずれも新宿区)
地域の南端付近を靖国通りが通っている。また、当地域内の住吉町交差点で余丁町通りと靖国通りが合流している。
地域内の多くは、住宅街であるが、曙橋駅付近はビルや商店が目立つ。河田町方面へ延びるあけぼの橋通り商店街(住吉町商工会)は、かつて河田町にあったフジテレビ方面に通じる商店街であったので、フジテレビがお台場に移転する前までフジテレビ通り商店街という名称であった。フジテレビ移転後も商店街は現在でも近隣の住民などから多く利用されている。
[編集] 町名の変遷
- 1872年7月 - 市ヶ谷三軒屋敷・市ヶ谷鍋釣町・市ヶ谷谷町が統合し、市ヶ谷谷町(のちに市谷谷町に変更)となる。
- 1922年4月 - 市谷谷町の一部が分離し、市谷台町となる。
- 1952年12月 - 市谷谷町を住吉町に改称。
- 1986年11月 - 住居表示実施により、住吉町・市谷冨久町の一部・舟町の一部・片町の一部をもって住吉町となる。