伝説のチャンピオン
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『伝説のチャンピオン』(でんせつのチャンピオン、We Are The Champions)は、イギリスのロックバンド、クイーンの楽曲である。作詞・作曲はフレディ・マーキュリー。
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[編集] 概要
初出アルバムは1977年の『世界に捧ぐ』。1975年リリースの『オペラ座の夜』に収録された「ボヘミアン・ラプソディ」よりも曲自体は先に完成していたが、フレディの「時期が早すぎる」という判断で発表を先送りした。
[編集] 曲の形式
8分の6拍子(途中数小節だけ8分の3拍子、つまり半分の長さになる箇所がある)というロックのヒット曲としては比較的珍しい拍数。
ハ短調(Cマイナー)でボーカルからスタートし、前半は落ち着いたバラード調。その後曲のタイトルを歌詞にしたヘ長調(Fメジャー)に転調してサビに移る。
これを2コーラス繰り返し、最後に再びサビに移ってエンディングを迎える。 アルバム収録版の最後は"We are the champions……"という歌詞の後で打ち鳴らされるCメジャーの音でカットアウトされて終わっているが、ライヴでは"of the world."まで歌いきってFメジャーの完全終止形で終わることが多い。
[編集] この楽曲が使用されるもの
- ニューヨーク・ヤンキース:テーマ曲
- 東芝の製品CM(クイーンのオリジナル版を含め、他の歌手による歌唱のバージョンもある)
- JFN(TFM系)のラジオミニ番組「マイオリンピック」エンディング曲
- FIFAワールドカップサッカー大会において、決勝戦後の表彰式(但し、近年は使用されていない)
- UCCの缶コーヒー、MAJORのCMソングにも使用されていた。
[編集] その他
- アコーディオン奏者のcobaがインストゥルメンタルとしてカバーした。
- オペラ歌手の錦織健がNHKの「スタジオパークからこんにちは」に出演した際(2006年2月21日)歌唱した。錦織は高校時代にバンドでクイーンのコピーをしていたことでも知られる。