仙台白百合女子大学
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仙台白百合女子大学(せんだいしらゆりじょしだいがく、英字表記:Sendai Shirayuri Women's College)とは、宮城県仙台市泉区にある私立大学。学校法人白百合学園。宮城県内では唯一、人間学部という学部を設置している。キャッチコピーは「ここから始まる、人間学部。」
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[編集] 歴史・沿革
仙台白百合女子大学は、東京の白百合女子大学と同じく、カトリック女子修道会・シャルトル聖パウロ修道女会の設立による.同会は17世紀末フランス、シャルトルの小村ルヴェヴィル・ラ・シュナールでルイ・ショーヴェ神父によって創立(1696年).現在は32カ国で4000人の修道女が活動している.日本での活動は、教育事業と社会福祉事業を使命として、1878年函館に来日した三人の修道女によって始められた.函館市元町に授産所・施病院・孤児院を開設し、1886年に聖保禄(ポーロ:パウロ)女学校を開校.仙台では1893年「仙台女学校」を開校、1907年に文部省管轄の学校として「仙台高等女学校」後に「仙台白百合学園」と改称.現在は仙台市泉区の紫山キャンパスに幼稚園から高等学校までの教育活動を展開する.他方で同じ仙台市泉区の本田町キャンパスには「仙台白百合短期大学」が設立され(1966年)東北におけるカトリック女子高等教育の一端を担った.これが母体となって東北では唯一の4年制カトリック大学として「仙台白百合女子大学」が設立された(1996年).
[編集] 学部・学科
- 人間学部
現在は単一学部4学科構成で、「人間の理解と援助」をめざすという点で幅広い領域をカバーする学部でありその点で総合大学に近いコンセプトを有する。同時に、各学科も専門領域の枠を総合的な視点で広げようとする点でユニークである。
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- 人間発達学科
- 「人間の発達」について心理学・社会学・教育学を柱として総合的に研究する。保育士養成課程をおく。
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- 総合福祉学科
- 生活福祉専攻・人間福祉専攻の2専攻をおく。前者は介護福祉士養成課程でもある。
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- 健康栄養学科
- 管理栄養専攻・食物学専攻の2専攻をおく。前者は管理栄養士養成課程でもある。
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- 国際教養学科
- 国際化時代にグローバルな視点に立って社会で活躍できる実力をもつ人材を育てる。
姉妹校提携したアメリカ合衆国カンザス州にあるベネディクティン大学への留学によって取得した1年間の単位は、仙台白百合女子大学での単位として認定される。
岩田靖夫教授(古代ギリシア哲学)は2003年文化功労者に選ばれている。
特任教授の里野泰昭氏は2005年に新しいローマ教皇に選出されたベネディクト16世(ヨゼフ・ラツィンガー)の下で神学教育を受けた一人である(参考:『新ローマ教皇 わが信仰の歩み』春秋社2005年).
[編集] 姉妹校
- 仙台白百合学園(幼稚園・小学校・中学校・高等学校)
- 函館白百合学園(幼稚園・中学校・高等学校)
- 盛岡白百合学園(幼稚園・小学校・中等学校)
- 白百合学園中学校・高等学校
- 白百合女子大学・大学院
- 湘南白百合学園(小学校・中学校・高等学校)
- 函嶺白百合学園(小学校・中学校・高等学校)
- 八代白百合学園(幼稚園・高等学校)
[編集] 外部リンク
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