人間科学
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人間科学(にんげんかがく、Human Sciences)とは「人間とは何か」という問題に科学的に研究し、なんらかの意味と解釈を得えようとする学際的、総合的科学である。
元来の科学の分類である自然科学は人間以外の物質・生物などの科学、社会科学は人間社会の科学、人文科学は人間の文化の科学であり、人間そのもの対象とする科学がなかったことから、国内でも平成になり、日本の各大学に新規に学部、学科が作られ研究されている。研究活動そのものは、20世紀初頭からそうした方面への関心が、ヨーロッパを中心に芽生え、さまざまな試みがなされてきたが、学部として組織されるようになってきたのは、最近のことである。これは諸外国でも同様である。 ただし、心理学と福祉学、看護学は、心理福祉学部、健康科学部といった学部組織になっていることも多い。社会科学と合わせて、社会健康科学部といった組織立ての例もある。
[編集] 関連学
[編集] 大学・学部・学科
()内は設置年度
- 大阪大学人間科学部(1972年)
- 文教大学人間科学部(1976年)
- 札幌学院大学人文学部人間科学科(1977年)
- 常磐大学人間科学部(1983年)
- 慶應義塾大学文学部人間科学専攻
- 早稲田大学人間科学部(1987年)
- 神戸女学院大学人間科学部(1993年)
- 大阪府立大学人間社会学部人間科学科(1995年)
- 教育人間科学部(1998年)
[編集] 外部リンク
なお看護学では他とは異なる「人間科学」観がある。