亜愛一郎
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亜 愛一郎(あ あいいちろう)は泡坂妻夫の推理小説『亜愛一郎シリーズ』に登場する架空の人物。職業は雲、魚、虫、化石等を被写体にした学術系カメラマン。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 概要
背が高く気品のある美貌の持ち主で、そのため初対面の女性にはたいてい好感を持たれる。が、言動にはだいぶおかしなところがあり、しばらく一緒にいると落胆される事もしばしば。
なぜか行く先々で偶然にも殺人事件にでくわす事が多いのだが、いつもそれをさして捜査めいた行為もせずに観察と推察だけで事件の全容を推し量り、犯人を突き止めてしまう。そこへ至る思考のプロセスは常に非常に論理的。
頭の中で真相にたどりついた時、その事に自分でもショックを受けるのかそれとも思考に集中するとそうなるのか、両目そろって白目をむいてしまうという癖がある。
シリーズの最終エピソードにて、意外な素性が判明した。
[編集] 補足
- 亜愛一郎が初めて登場した『DL2号機事件』は泡坂妻夫の作家デビュー作である。
- 亜愛一郎という一風変わったネーミングは、名探偵一覧を作った時に一番最初に挙げられる名前を狙ったものである。