中目黒
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中目黒(なかめぐろ)は東京都目黒区の地名・町名。 町名としての中目黒は、東急東横線の東側を通る駒沢通りより、更に東側の一帯である。町の中央を山手通り・目黒川が通っている。
また東横線・地下鉄日比谷線の中目黒駅(行政上の地名は「上目黒」)を指す場合は、住居表示としては中目黒・上目黒・青葉台・東山の一帯を指す。
渋谷・代官山に続く街で、しばしば住みたい街のアンケートでは上位にランクインしている。
目黒区役所は中目黒にあり(行政上の地名は「上目黒」)、目黒区の行政の中心地域となっている。
駅前は再開発が進行中で、上目黒二丁目地区に中目黒GT(中目黒ゲートタウン)が2002年4月にオープンした。中目黒GTはタワー棟(120m・地上25階建)、ハイツ棟(地上15階建)、テラス棟(地上6階建)の3棟で構成されている。 また、同じく中目黒駅前の上目黒一丁目地区も再開発が進んでおり、2009年には地上45階建のビルが完成する予定である。
[編集] 特徴
駅の高架下や駅周辺は飲食店・パチンコ店などが多く、夜は多くの客で賑わう。 山手通り沿いは、マンション・中堅企業のオフィスが混在するほか、近年は飲食店の進出も多い。有名店や人気店もあり、周辺地区に芸能事務所が多いため、芸能人の姿もよく目撃される。 山手通りから離れると、比較的静かな住宅街である。
住宅は、概ね高級住宅はなく、いわゆる中流サラリーマンや一人暮らしのOLが住むようなマンションが多い。ただし賃貸住宅の家賃は、区内の他地区に比べ若干高いといわれる。 これは後述する交通の便の良さが一因と考えられている。
山手通りに沿って目黒川が流れている。川沿い(特に中目黒から池尻大橋にかけて)には桜並木が整備されており、桜の季節には多くの人で賑わう。近年、川沿いにはカフェ・ファッション・雑貨などの店が増加している。店は比較的小規模ながら、オーナーや店長が若く野心的であり、個性的な店が多いと言われている。
駅前では蛇崩川が目黒川とほぼ直角に合流する。蛇崩川は暗渠になっており川は見えない。合流地点は広場となっている。
[編集] 交通
中目黒を通る鉄道は東急東横線および地下鉄日比谷線である。東横線経由では渋谷および横浜方面、日比谷線経由では六本木・霞ヶ関・銀座方面へ、短時間かつ乗り換えなしで行くことができ、極めて交通の便が良い。
道路は山手通り(環状六号線)と駒沢通りが交差する地点にあり、自動車での移動の便も良い。また将来は山手通りの地下を首都高速道路中央環状線が通る予定である(ただし、中目黒に出入口を設置する計画はない)。
[編集] 外部リンク
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