上村忠男
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上村忠男(うえむら ただお, 1941年 - )は、東京外国語大学名誉教授。専門は、イタリアを中心としたヨーロッパ思想史。
兵庫県生まれ。東京大学大学院社会学研究科修了。東京外国語大学外国語学部教授(イタリア語学科、総合文化講座)、大学院地域文化研究科教授を歴任。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『ヴィーコの懐疑』(みすず書房, 1988年)
- 『クリオの手鏡 - 20世紀イタリアの思想家たち』(平凡社, 1989年)
- 『歴史家と母たち - カルロ・ギンズブルグ論』(未來社, 1994年)
- 『ヘテロトピアの思考』(未來社, 1996年)
- 『超越と横断 - 言説のヘテロトピアへ』(未來社, 2002年)
- 『歴史的理性の批判のために』(岩波書店, 2002年)
- 『韓国の若い友への手紙 - 歴史を開くために』(岩波書店, 2006年)
[編集] 編著
- 『国民革命幻想 - デ・サンクティスからグラムシへ』(未來社, 2000年)
- 『沖縄の記憶/日本の歴史』(未來社, 2002年)
[編集] 共編著
[編集] 訳書
- ルッジェロ・ザングランディ『長い旅 - ファシズムと永続革命の世代』(サイマル出版会, 1973年)
- カルロ・ギンズブルグ『夜の合戦 - 16-17世紀の魔術と農耕信仰』(みすず書房, 1986年)
- ベネデット・クローチェ『クローチェ政治哲学論集』(法政大学出版局, 1986年)
- ジャンバッティスタ・ヴィーコ『学問の方法』(岩波書店[岩波文庫], 1987年)
- ジャンバッティスタ・ヴィーコ『イタリア人の太古の知恵』(法政大学出版局, 1988年)
- K・レーヴィット『学問とわれわれの時代の運命 - ヴィーコからヴェーバーへ』(未來社, 1989年)
- カルロ・ギンズブルグ『裁判官と歴史家』(平凡社, 1992年)
- ソール・フリードランダー編『アウシュヴィッツと表象の限界』(未來社, 1994年)
- アントニオ・グラムシ『新編現代の君主』(青木書店, 1994年)
- ウンベルト・エーコ『完全言語の探求』(平凡社, 1995年)
- ジェフリー・メールマン『革命と反復 - マルクス/ユゴー/バルザック』(太田出版, 1996年)
- G・C・スピヴァク『サバルタンは語ることができるか』(みすず書房, 1998年)
- アントニオ・グラムシ『知識人と権力 - 歴史的-地政学的考察』(みすず書房, 1999年)
- カルロ・ギンズブルグ『歴史・レトリック・立証』(みすず書房, 2001年)
- ジョルジョ・アガンベン『アウシュヴィッツの残りのもの - アルシーヴと証人』(月曜社, 2001年)
- カルロ・ギンズブルグ『歴史を逆なでに読む』(みすず書房, 2003年)
- G・C・スピヴァク『ポストコロニアル理性批判 - 消え去りゆく現在の歴史のために』(月曜社, 2003年)
- G・C・スピヴァク『ある学問の死 - 惑星思考の比較文学へ』(みすず書房, 2004年)
- ジョルジョ・アガンベン『残りの時――パウロ講義』(岩波書店, 2005年)
- マリオ・プラーツ『バロックのイメージ世界――綺想主義研究』(みすず書房, 2006年)