三段壁
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紺碧の海に直立する長さ2km、高さ50~60mの大岩壁で、断崖絶壁の名勝として名高い。 断崖の先端には展望台が設けられており、雄大な南紀の海景を楽しむことができる。
この地下36mには海蝕洞窟が形成されており、三段壁洞窟として公開されている。
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[編集] 名前の由来
魚の郡れ(鯨との説もある)を見つける為の監視場(見段・みだん)があり、これが転じて三段壁(みだんべき・見段壁→みだんぺき→さんだんべき・三段壁)と呼ばれる様になったという説が有力である。
[編集] 自殺の名所
海面までかなりの高さがあり、壁下の海流が早い(飛び込めば波に巻き込まれ、浮き上がるのが困難)と云う理由により、昭和30年代頃から『自殺の名所』と云う不名誉な名前を付けられる様になった。実際に昭和30年中頃から50年代後半にかけて飛び降り自殺が多く発生した為に問題となった。現在では地元警察や自治体・NPO法人の活動により自殺事例はピーク時よりも少なくなっているが、現在でも年に数回自殺事例が発生する。その為、三段壁周辺には自殺防止を促す看板が設置されている。余談であるが、自殺者は岩と海面・海底の凹凸した岩礁に叩き付けられた上、海流に巻き込まれ魚類や海洋生物に食い荒らされる為、発見された時には見るも無残な姿になるとの事、死後が惨たらしくなるので自殺行為は止める方が賢明である。
[編集] 所在地
- 〒649-22 和歌山県西牟婁郡白浜町三段
[編集] 周辺情報
[編集] 交通アクセス
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