三峰ロープウェイ
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三峰ロープウェイ(みつみねろーぷうぇい)は、埼玉県秩父市の大輪駅と三峰山頂駅を結ぶ索道である。秩父鉄道が経営する。 施設の老朽化及び、金属疲労が判明したため2006年5月19日から2007年5月31日まで運休している。
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[編集] 路線データ
- 路線距離(営業キロ):1.9km
- 方式:4線交走式
- 駅数:2駅(起終点駅含む)
- 高低差:680m
[編集] 運行形態
30分間隔で運行され、多客時には増発運転を行う。所要時間8分。
[編集] 搬器
- 初代搬器(1939年~1964年)
- 開業時の搬器で愛称は「若葉」と「錦」。定員21名。
- 2代目搬器(1964年~)
- 1964年に日本車輌で製造された搬器で、愛称は「くもとり」と「きりも」。定員71名。
[編集] 歴史
[編集] 駅一覧
大輪駅 - 三峰山頂駅
[編集] その他
- 前述の通り1964年に車両を大型化し、区間の変更が発生している。この際三峰山頂駅は移動しており、現在も旧駅が放棄されたままとなっている。
- また、大輪駅には旧ホームも残っている。
- かつて交通博物館には、三峰ロープウェイの設備を模した縮尺1/50の模型が展示されていた。
- これは河合製作所(地形部分のみ榎本模型製作所)が1955年に製作したもので、1階の特殊鉄道室に展示され、ボタン操作により搬器が上下に動く仕組みだった。
- この模型は後に撤去されるが、搬器はそのまま保管されており、2005年に行われた乗り物模型蔵出し大公開では久しぶりに一般に公開された。