ヴァイローチャナ
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ヴァイローチャナ(Vairocana)は華厳教の教主であり、いわゆる奈良の大仏さま。
インドを起源とする仏の名で、日本名を毘盧遮那仏(ビルシャナ)、あるいは略してルシャナ仏とも言う。
マハー・ヴァイローチャナ(摩訶毘盧遮那仏:Mahāvairocana)と「マハー(偉大な、真の)」が付いた場合は、密教の教主である大日如来として区別している。
たんにヴィローチャナといった場合は、正確には古代インド神話や古い仏説に登場する、阿修羅の首領、ないしは単なる太陽神のことを指す。
歴史的な変遷については大日如来の解説の「歴史的背景」の章に詳しく説明があるので参照されたい。