ワイナ・ポトシ
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ワイナ・ポトシ(Huayna Potosí)はボリビアアンデスのレアル山群(Cordillera Real)にある山である。標高6088m。
ボリビアの事実上の首都ラパスの真北、約20kmに位置する。しかし、ラパスの中心街は谷底であるため、斜面の陰に入ってしまい、直接に見ることはできない。ラパスから谷間を登り切った平原に位置するエル・アルト(国際空港のある近郊都市)からは、すぐ目の前にこの山を見ることができる。
エル・アルト方向から見ると、万年雪を抱いてピラミッド状の整った山容が美しい。尾根伝いに左側にマリア・ロカ山(Cerro Maria Lloca, 5222m)とサルトゥニ山(Cerro Saltuni, 5284m)を、右側にミリュニ峰(Cerro Pico Milluni, 5483m)を従えている。山頂の南側には海抜5000mを越える地点まで、一応自動車の通行が可能な道があるようである。
名前はケチュア語で「若いポトシ」という意味である。ポトシはボリビアの街の名前だが、この山の近くにあるわけではなく、600kmほど南方に位置している。
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