ロバート・ルイス・スティーヴンソン
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ロバート・ルイス・スティーヴンソン(Robert Louis Balfour Stevenson、1850年11月13日 - 1894年12月3日)はイギリススコットランドのエディンバラ生まれの小説家、冒険小説作家、詩人、エッセイストである。弁護士の資格も持っていた。
父トーマス、祖父ロバートは共に灯台建設を専門とする建築技術者だった。母がマーガレット・バルフォア。彼もエディンバラ大学の土木工学科に入学するが、のち法科に転科、弁護士になる。18歳で、名前の間に入っていてバルフォアを外し、セカンドネームの「Lewis」を「Louis」に変更。以後、名前を略称するときはRLSと名乗る。生まれつき病弱で、各地を転地療養しながら作品を創作した。
児童文学作家として著名で、『宝島』、『誘拐されて』などが代表作。『宝島』は、様々なバージョンで舞台・映画化された。『ジキル博士とハイド氏』のような異色の作品もある。他に旅行記、詩集など創作活動は多彩。晩年には、息子(厳密には、妻ファニーの連れ子)でアメリカで児童文学作家になったロイド・オズボーンとの合作。1889年以降、ポール・ゴーギャンも愛したタヒチのサモア島に住み、そこで亡くなるまで過ごした。彼の墓所は、終の棲家となったサモアのバエア山頂にあり、サモアにはロバート・スチーブンソン博物館もある。
[編集] 作品リスト
- 『ジキル博士とハイド氏』(Dr.Jekyll and Mr.Hyde)
- 『宝島』(Treasure Island) / 日本ではTVアニメにもなっている。翻案された『どうぶつ宝島』という劇場用アニメもある。また、手塚治虫も『新宝島』という作品を書いている。
- 『新アラビア夜話』(The New Arabian Nights):短編集
- 『内陸旅行』(An Island Voyage):紀行文
- 『旅はろばを連れて』(Travels with a Donkey):紀行文
- 『歌のお庭』(A Child's Garden of Verses):童謡集
- 『プリンス・オットー』(Prince Otto)(1885)
- 『誘拐されて』(Kidnapped)(1886)
- 『二つの薔薇』(The Black Arrow:A Tale of the Two Roses)(1888)
- 『バラントレーの若殿』(Master of Ballantrae)(1889)
- 『ハーミストンのウエア』(St.Ives,Weir of Hermiston)(未完)