レクイエム (機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
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レクイエムシステムとは、アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の大型兵器。アイデアの元ネタは『宇宙戦艦ヤマト』の反射衛星砲だと思われる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
レクイエムシステムは、地球連合軍の月面ダイダロス基地に設置された軌道間全方位戦略砲とよばれる巨大なビーム砲と、月の周辺に配置された廃棄コロニーからなる戦略兵器。廃棄コロニーの内側には全面的にビーム偏向装置「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」が設置されており、ビーム砲から発射されたビームはこの廃棄コロニーを中継する事でその軌道を変え、目標がどこに（例えば月の裏側）いても攻撃できる。又、ビーム砲の出力は極めて高く、目標にもたらされる被害はザフトの戦略兵器「ジェネシス」にも劣らない。
ただし、ビーム砲自体の射界は極めて狭く、コロニーを中継しない限り目標に照準を合わせることはほぼ不可能である。その為、第一次中継点（ビームを最初に中継させる廃棄コロニー）に不備が生じれば、事実上照準合わせが不可能になってしまう。
一射目はプラントの首都アプリリウスを狙ったが、最終中継ステーションがジュール隊らとの交戦の影響で射角がずれてヤヌアリウスに直撃し、大損害を与え壊滅させた。なお、残骸が近くのディゼンベルなどに飛来し同じく壊滅的な被害を与えた。
その後ミネルバが奇襲をかけ、シン・アスカやルナマリア・ホークの活躍によって砲本体のコントロール・ルームを破壊し基地を制圧する(この時砲本体は破壊しなかった)。ダイダロス基地を奪取したザフトはレクイエムを接収し、プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルの命令で修復される。その際、陽電子リフレクターが設置された。そして地球連合軍の月面アルザッヘル基地に向かって照射され、大西洋連邦大統領ジョゼフ・コープランドを地球軍共々消し去った。
デュランダルの強力な切り札の一つとなったレクイエムは、デュランダルの唱えるデスティニー・プランに従わないオーブに照準が合わされたが、アスラン・ザラとネオ・ロアノーク（ムウ・ラ・フラガ）にレクイエム本体を破壊され、オーブへの攻撃は回避された。
