ルシウス・マルフォイ
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ルシウス・マルフォイ(Lucius Malfoy)は、J・K・ローリングの小説「ハリー・ポッター」シリーズに登場する架空の人物(魔法使い)。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 登場巻
[編集] 家族・出身等
純血の旧家の大金持ち。屋敷はウィルトシャーにある。
ハリー・ポッターのライバル、ドラコ・マルフォイの父親。妻ナルシッサは、シリウス・ブラックの従姉で、純血の名家・ブラック家出身。父親(故人)はアブラクタス・マルフォイという。
[編集] 人物
ホグワーツ魔法魔術学校在学中はスリザリンに所属しており、スネイプの先輩に当たる。また、ホグワーツ魔法魔術学校の元理事でもある。
死喰い人の中では比較的立ち回りが上手い方で、ヴォルデモートが赤ん坊のハリーの殺害に失敗して力を失った際、「服従の呪文にかかっていた」と主張し日常生活に戻った。また、ヴォルデモートが復活した際は「合図があればすぐ馳せ参じるつもりだった」と釈明し、遅参を許されている。
熱狂的な純血主義者ではあるが、第2巻ではハーマイオニーに全科目負けているドラコの言い訳(教員の贔屓)を一刀の元に切り捨てる等、純血の息子を贔屓することは無い。
[編集] 各巻の出来事
第2巻に初登場し、親マグル派のアーサー・ウィーズリーとアルバス・ダンブルドアを同時に失脚させようと、リドルの日記を用いて「秘密の部屋」事件を企む。しかし、事件の首謀者であった事がハリーにより暴かれ、ホグワーツの理事を辞めさせられる。
第4巻では、ヴォルデモート復活の際に集合命令に応じて死喰い人として彼の前に「姿現し」した。
第5巻では、魔法省神秘部での予言を巡る戦闘で死喰い人を指揮したが、ダンブルドアの「姿くらまし防止呪文」により拿捕され、アズカバン送りになる。
第6巻では、利己的な理由からリドルの日記破壊の直接の原因を作ってしまったことがヴォルデモートにばれ、猛烈な怒りを買った事が語られる(リドルの日記はヴォルデモートの魂の欠片が憑依したホークラックスだったから)。このことが、マルフォイ家の運命を一変させることになる。
[編集] 映画
ジェイソン・アイザックスが演じている。 蛇の頭のついた仕込み杖を使っていた事が印象的だった。2作目ハリー・ポッターと秘密の部屋ではハリーから、自分のしもべ妖精ドビーを奪われた怒りのあまり「死の呪文」をハリーにかけようとするが、ドビーに反撃され、命からがら逃げる情けないクライマックスが描かれている。