リービッヒ冷却器
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リービッヒ冷却器( - れいきゃくき, Liebigkühler, Liebig condenser)は蒸留を行う際に用いる筒が二重になったガラス器具のことである。リービッヒコンデンサーとも。
内側の筒の一方はト字管、もう一方は「いぬ(二又アダプター)」等と接続し、外側の筒には水道水などの冷媒を流す。 加熱によって気体になったものを冷やして凝縮させるための器具。 水道水を流す時には斜めになった筒の下側から上側に流すことに注意する。これは水道水に混入している空気が冷却管に入ったときに自然に追い出されるようにする配慮である。気体の混入が想定されないときはこの限りではない。
化学者ユストゥス・フォン・リービッヒに因む。