リード・シート
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リード・シート(フェイク・ミュージックとしても知られる)は、要約された記譜法で、昔からの習慣的な楽譜よりも読みやすい。単純化された形式の楽譜であり、テンポ、調号、メロディ、コード、そして歌のために歌詞が書かれている。リード・シートはジャズの音楽家に広く使われているが、他の音楽家が使っていないということではない。
リード・シートを読んでいるピアニストは、左手の音作りや和声的な伴奏をするために、五線の上に書かれたコード・ネームを参照しなければならない。コード・ネームは即興演奏でアンサンブルを行うためにも用いられる。コード・ネームに加えて、リード・シートには、リズムに関する標語が書かれていることもある。
リード・シートの曲集はフェイク・ブックとして知られ、「The Real Book」という曲集がもっとも有名である。
リード・シートは、要求に応じて即席の編曲をするために音楽家やそのグループによりしばしば用いられる。