リチャード・ジョーダン
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リチャード・ジョーダン(Richard Jordan、1938年7月19日-1993年8月30日)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市出身の俳優。
舞台やミュージカルなどを経て映画界入りし、当初はロバート・ミッチャムらの弟分的存在として脇を固めていた。60年代から本格的に映画に出演。TVでは刑事ドラマやギャングムービー、西部劇を中心に存在感を広めた。1974年の『ザ・ヤクザ』での頼りない青年役、続く『2300年未来への旅』での敵役、『インテリア』の堕落してゆく作家役など様々な難しい役柄をこなし、名バイプレーヤーとしての地位を確立した。大型TVドラマ『レ・ミゼラブル』では一転して主人公を重厚に演じアンソニー・パーキンスと渡り合い、ラブロマンス『オールド・ボーイフレンズ』での好演も光り人気を博した。
その後、80年代に入ると渋みを増して、頼もしい協力者的な役柄や、権力を横暴に振りかざす悪役を得意とした。90年代はコミカルな作品でも個性を発揮したが、93年、惜しまれながら他界した。代表作に『摩天楼はバラ色に』、『タイムボンバー』などがある。
[編集] 出演作品
- 追跡者(1970)
- 追撃のバラード(1970)
- チャトズ・ランド(1972)
- ザ・ヤクザ(1974)
- 2300年未来への旅(1976)
- オレゴン魂(1976)
- レ・ミゼラブル(1978)
- オールド・ボーイフレンズ(1978)
- インテリア(1978)
- 大西洋を乗っ取れ!(1979)
- レイズ・ザ・タイタニック(1980)
- ヒトラー最期の日(1981)
- 砂の惑星(1984)
- 殺しの季節(1985)
- メンズクラブ/真夜中の情事(1986)
- 太陽の7人(1986)
- 摩天楼はバラ色に(1987)
- クライムシティ2/消えたマコール(1987)
- 七十年目の審判(1988)
- LA.捜査線/ナイトストーカー(1989)
- レッド・オクトーバーを追え!(1990)
- ハリウッド・ナイトメア3/最後のスクープ(1991)
- タイムボンバー(1991)
- 過ぎゆく夏(1992)
- ダンク・ストリート(1993)
- ゲディス・バーグの戦い/南北戦争運命の3日間(1993)
- 黒豹のバラード(1993)
- デューン(1994)