リセ
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リセ(Lycée)とは、フランスの教育機関。日本の高等学校に相当。ドイツのギムナジウムに近い。3年制の学業のコースと、2年制の職業訓練コースがある。アリストテレスが創設した学園のリュケイオンにちなんで名付けられた。
[編集] 歴史
1802年のナポレオン1世が執政時代に公布した教育令に、リセーを国庫によって支持される中等学校と規定し、1808年の帝国大学制度体系のうちでは、リセを官立の中等学校、コレージュを公私立の中等学校として位置づけ、翌1809年リセの修行年限を5年と定め、それはナポレオン1世の支持階級たるブルジョアジーのために古典人文的練成を施すことをもって目的とした。1902年の改革は、中等教育における古典、近代の両系統の別置を廃止、これをひとつの学校のうちの二つの過程として取り入れることとなった。1924年以来、教育の機会均等、階級性打破の理念から、初等教育とリセとの連絡が企てられ、また義務教育年限の延長に伴う教科内容の改正等が行われた。ランジュヴァン案は理想的なものとされたが実現するに至らず、その後この構想を現実的に手直しした多くの改革案が検討され、1959年ド・ゴール大統領の下で改革が実施された。