リオ・グランデ川
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リオ・グランデ川 | |
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リオ・グランデの流域 |
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延長 | 3,057 km |
水源の標高 | m |
平均流量 | 82 m³/s |
流域面積 | 570,000 km² |
水源 | サンファン山地 |
河口 | メキシコ湾 |
流域 | アメリカ合衆国 (52.1%) メキシコ (47.9%) |
リオ・グランデ川(リオ・グランデがわ)は、アメリカのコロラド州から流れ出しメキシコ湾へ注ぐ川である。
スペイン語を使うメキシコではブラボ川 (Río Bravo) またはブラボデルノルテ川 (Río Bravo del Norte) というが、グランデ川 (Río Grande、大きな川) ともいう。英語を使うアメリカ合衆国では、スペイン語名からとってリオグランデ川 (Rio Grande River) というが、単にリオグランデという場合も多い。
源流はコロラド州のサンファン山地にあり、サンルイスヴァレーを流れてニューメキシコ州に入り、アルバカーキ、ラスクルーセスを通り、テキサス州のエルパソに至る。エルパソ、シウダーファレスからメキシコ湾に注ぐまでは1845年からアメリカとメキシコの国境となっている。
国境の川をはさんで向かい合う双子都市の組み合わせがいくつかある。エルパソとシウダーフアレス、ラレードとヌエボラレード、マッカレンとレイノサ、ブラウンズヴィルとマタモロス。
リオ・グランデ川の水の利用はリオ・グランデ協定によって規定されている。これはコロラド州、ニューメキシコ州、テキサス州間の協定およびアメリカとメキシコとの間の条約である。
リオ・グランデ川は高い山地を源流し、かなりの部分標高の高い場所を流れる。 エルパソでは標高1147 mである。
ニューメキシコ州ではリオ・グランデ地溝を流れ、エルパソからは東に砂漠の中を流れる。 亜熱帯であるリオ・グランデヴァレーでは大規模な灌漑農業が行われている。 河口では小さな三角州をつくる。 長期間雨がほとんど降らないと、水は海まで到達しなくなる。
古代にはリオ・グランデ川のながれはリオ・グランデ地溝で終わっていた。しかし、100万年前に東に流れるようになった。
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