ラサ (ソフトウェア)
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Lhasa(らさ)は、LHA及びZIP形式の圧縮ファイルの解凍に用いられるソフトウェアの名称。画像閲覧ソフトとして知られる『Susie』の開発者、竹村嘉人が開発した。国内では書庫解凍ソフトとして人気・知名度が高く、定番ソフトである。名称は、Lhで始まるプログラム名ということから選ばれたもので、チベットの地名ラサからではない。
圧縮ファイルを扱うソフトは多くあるが、LHAやZIPの解凍ルーチンを内蔵しているため別途にDLLなどが不要なこと、解凍に特化していること、複数の手順を踏まなくても一発で解凍できることなど、敷居の低い操作性が人気につながっている。Microsoft Windows登場後、比較的早い時期に公開された。一発で圧縮解凍のできるソフトの先駆者的存在であり、同じようなコンセプトの解凍ソフトはまとめてLhasa系ソフトという呼び方をされる。Lhasa系ソフトにはLhaplus、+Lhacaなどがある。