ラオール・ウォルシュ
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ラオール・ウォルシュ(Raoul Walsh, 1887年3月11日-1980年12月31日)はアメリカ合衆国の映画監督。ニューヨーク市出身。フィルム・ノワールや西部劇、ギャング映画で知られ、1964年にリタイヤするまで監督した作品は100本以上。
当初は舞台俳優であったが、映画界に足を踏み入れるようになる。1914年、D・W・グリフィスのアシスタントとなり「国民の創生」にも出演している。自身で監督もこなし、1915年には15本もの映画を制作。1924年、ダグラス・フェアバンクスや上山草人が出演したサイレント映画「バグダッドの盗賊」がヒットし、メジャーな映画監督とみなされるようになる。1930年の「ビッグ・トレイル」はジョン・ウェインの出世作となった。
[編集] 主な監督作品
- バグダッドの盗賊 -The Thief of Bagdad (1924)
- ビッグ・トレイル -The Big Trail (1930)
- 彼奴(きやつ)は顔役だ! -The Roaring Twenties (1939)
- ハイ・シエラ -High Sierra (1941)
- 壮烈第七騎兵隊 -They Died with Their Boots On (1941)
- いちごブロンド -The Strawberry Blonde (1941)
- 死の谷 -Colorado Territory (1949)
- 白熱 -White Heat (1949)
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