ライオンズカラー
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ライオンズカラーとは、西武グループのさまざまな場所に施されるカラーリングのことで、同グループのプロ野球球団西武ライオンズのテーマカラーである。白地に赤、緑、青の三色の帯を配したもので、西武4000系電車や西武8500系電車、西武バスグループ各社のバス、西武運輸の配送トラックなどに使われ、日常生活の中で見かけることも多い。
[編集] ライオンズカラーの歴史
1978年に、西武鉄道グループの中核企業・国土計画(のちコクド、2006年プリンスホテルに合併吸収)が、福岡野球(クラウンライターライオンズの運営会社)からライオンズ球団を買収した際、キャラクターのレオとともに決められたのがライオンズカラーである。同球団のユニフォームや、各種グッズにこのデザインが使用された。
西武ライオンズが常勝球団になっていくにつれ、西武グループ各社のさまざまなものに使用されていく。その詳細はといえば、西武のお膝元である箱根のロープウェイや伊豆箱根鉄道のバス、滋賀県の近江鉄道の電車・バス、長野県軽井沢地区のバス、秩父地方で運行している西武観光バス、西武運輸のトラックなど、多種多彩である。
2004年には西武ライオンズのホーム用ユニフォームから赤と緑のラインが消え、今までのイメージとはまったく違う青のラインだけを使用したものに変更されたが、いまだに同球団のユニフォーム以外では従来のデザインをライオンズカラーとして使用している。一方で、西武運輸や近江鉄道が西武グループから外れるのではないかと見る動きもあり、その過程でライオンズカラーがどのように扱われるのかが今後の注目点であろう。