ミヤマシロチョウ
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ミヤマシロチョウ(学名 Aporia Hippia japonica Matsumura )は、チョウ目・シロチョウ科に分類されるチョウの一種。 白色半透明で外縁と翅脈が黒く、後翅の裏面の基部に黄色斑を持つ。
東アジアの特産種で、日本では本州中部亜高山帯、標高1500m~2000mの範囲のみに分布し、局地的である。個体数を急激に減らし、絶滅が危惧されている。 幼虫の食草はメギ科のヒロハノヘビノボラズ、メズなど。3~4齢幼虫で越冬し、成虫は年1回、7月上旬から7月下旬にかけて出現する。 アザミ類、クガイソウなどの花で吸蜜し、湿地で集団となって吸水する。