ミッキー柳井
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
注意:この項目にはポルノグラフィに関する記述があります。年齢その他の理由で情報入手に法的制約のある方、不快感のある方は閲覧をお控えください。
ミッキー柳井(ミッキー やない)は日本のAV男優。愛称は「ミッキーさん」、「ヘリコプターマン」。
現在の業界で最古参に位置する肉体派男優。金のシャチホコ・ヘリコプターなどのアクロバチックな体位 を開発。その卓越された芸術性は一見に値する。年齢不詳であるが現在は50歳前後であると思われる。依然として、その精力的な演技は見るものを感嘆させるほどエネルギッシュで、現在の第一線の男優と比較しても引けをとらない。最近は星条旗をモチーフにしたレオタードとレイバン張りのサングラスを身にまとい、真っ黒にサロン焼けしジムで鍛えた筋肉をも売りにしている。実際は小柄であり、いわゆる肉体派の男優とは明確に差別化している。 海外でも評価されており、アメリカのポルノ作品に出演する事も多い。最近はフィニッシュのときの英語での台詞が板についてきており、北米での活躍ぶりが伺える。薄くなりつつある頭髪と無理に伸ばした襟足、および笑うとできる目じりの皺は往年のヘリコプターマン全盛期からの時代の移ろいを映し出してもいる。その若作りな風貌とのコントラストが実に微妙で、哀愁さえ漂ってくる。 しかしながら、演技派のプロとしての能力は依然として卓越しており、その手抜きの無い演技はどの作品を見ても重要な差別化ポイントとなっている。一心不乱にヘリコプターに没頭する柳井氏には一種の鬼気迫るものを感じ、作品の緊張感を高めながらそのグレード感のアップに寄与している。AVというバーチャルな感覚的歓楽を視聴者と共有しようという新たな試みが、そこには感じられるのである。また、女優にスポットが当たりすぎる従来のビジュアル面での偏向性を一瞬和らげ、見るものに映像の奥行きと一種の清涼感を感じさせる原動力ともなっている。作品の撮影間隔が短めと思われる局面でも、他の男優には無いエネルギーあふれる演技とフィニッシュは見るものを感動させ、飽きさせない。 問題のヘリコプターマンであるが、最近では一部の日本人男優も模倣している。とはいえミッキー氏のスピード感と、女優よりも見るものに軸足を置いた体位の構成および細やかな動きは他の追随を許さない。さすがに最近の作品では、その後半に精根尽き果てるようなイメージが読み取れる場合が増えてきており、円熟した演技の影に蓄積した疲労と、全盛期から比較してフェニッシュ時の飛距離に衰えが見られるのではないかという一部専門家からの指摘も無いわけでは無い。 最近の邦画ではその時代の移ろいとは対照的に派手めな気鋭のオムニバス女優と競演が増え、むしろ有名女優ばりのフィーチャーものも多い。従い、新進のAV女優からはミッキー氏との競演が業界でのステップアップとして認知されるようになってきており、競演女優および作品の完成度はむしろ全盛期をしのぐ勢いである。これからは主演男優としての芸の幅の拡大が期待されており、英語を発しながらのフィニッシュがいやみなく板につく唯一の日本人男優として深化が望まれる。金のシャチホコ、ヘリコプターマン、および今回のタンデムにいたる柳井氏の深化の過程とその方向性についての考察が望まれる局面である。 もともとはジャニーズ事務所に所属しており、フォーリーブスの付き人を経験している。ちなみに最近の出演作品では陰毛をきれいに剃毛しており、パイパン男優でもある。柳井氏自身についての整合性のある時系列になった芸の蓄積に関する情報が欲しいところでもある。
バブル期に男優としての頂点を迎えているためか、そのギャラは一本数十万円であったという説がある。現在はLAで悠々自適の生活を送っているとも伝えられている。