マンディンカ語
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マンディンカ語とはセネガル、ガンビア、ギニアおよびギニアビサウに暮らす約120万人のマンディンカ族によって話されているマンデ語派の言語で、ガンビアの主要言語である。マンデ語派のマンディング語に属している。
[編集] 綴り字
マンディンカ語にはラテン文字およびアラビア文字による綴り字が広く使われており、前者が正式な綴り字だが後者のほうが古くからありより広く使用される。それに加え、1949年に考案された全マンデ語派の文字であるN'ko(『私は言う』の意)もたまに使われる。
ラテン表記においてcは [ʧ], ŋは"ng"、ñは [ɲ] と発音され、v, x, z, q は使われない。母音はスペイン語と同じで、倍の長さである。
アラビア表記では特殊な文字は使用しないが(例外として稀にeに特殊な母音が使われる)、いくつかの文字はアラビア語とは異なる発音をする。
ラテン文字およびアラビア文字の子音は以下のように対応する。
アラビア文字 | ا | ع | ب | ت | ط | ض | ج | ه | ح | خ | د | ر | س | ش | ص | ث | ظ | ڢ | ل | م | ن | و | ي | ك | لا |
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ラテン文字 | ('), aa, ee | (', with madda ŋ) | b, p | t | t | t | c, j | h | h | d | r | s | s (sh) | s | s | s | f | l | m | n, ñ, ŋ | w | y | k, g | la |
イタリックで書かれた文字は通常マンディンカ固有の言葉には使用されない。ه (h)はラテン表記にない声門閉鎖音を表すのに使われることもある。ラテン文字のŋは母音記号としてアラビア表記中に頻繁に使用される。下記参照。
母音は以下のように表される(区別的発音符はアラビア文字の子音の上もしくは下につけられる)。
アラビア文字 | ـَ | ـِ | ـُ | ـْ | ـִ | ـً | ـٍ | ـٌ | ـَا | ـِي | ـُو |
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ラテン文字 | a, e | i, e, ee | o, u | (なし) | e | aŋ, eŋ | iŋ, eeŋ, eŋ | oŋ, uŋ | aa | ii | oo, uu |
アラビア記号のマンディンカ名: | sira tilidiŋo; | sira tilidiŋo duuma; | ŋoo biriŋo; | sira murumuruliŋo; | tambi baa duuma; | sira tilindiŋo fula; | sira tilindiŋo duuma fula; | ŋoo biriŋo fula. |
これに加え、アラビア文字の小文字の2 (۲)は重複を表すのに使われることがあり、ハムザは声門閉鎖音を正確に表すためにアラビア語と同じように使用されることがある。
[編集] 参考文献
- R. T. Addis, A Study on the Writing of Mandinka in Arabic script, 1963.
[編集] 外部リンク
- Wolof and Mandinka resources 文法および辞書を含む
- Electronic books in Mandinka PDF フォーマットによりダウンロード可