マドレーヌ (児童文学)
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マドレーヌ(Madeline)はオーストリア生まれの絵本作家・ルドウィッヒ=ベーメルマンス(Ludwig Bemelmans 1898年4月27日 - 1962年10月1日)が出版した絵本シリーズ。また、その絵本に登場する主人公の名前。
目次 |
[編集] ストーリー
マドレーヌはアメリカ生まれでフランス・パリの寄宿舎に住む女の子。
寄宿舎に住む先生と女の子たちがヨーロッパ中を冒険する物語。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 作品紹介
- 元気なマドレーヌ
- パリのツタの絡まる古い寄宿舎に暮らす元気いっぱいな女の子マドレーヌ。
- ある夜、先生のミス・クラベルが胸騒ぎを覚えてかけつけると、マドレーヌは腹痛を訴え、真っ赤に目を泣き腫らしていました!
- 盲腸炎と診断されたマドレーヌは、みんなと別れて入院することに………。
- マドレーヌといぬ
- ある日の朝のお散歩、マドレーヌが元気が良すぎてセーヌ川に落ちてしまったからさあ大変!
- そんなとき、川に飛び込んでマドレーヌを助けてくれた一匹のノラ犬に、みんなはジェネビーブと名付けて
- 寄宿舎で飼う事にしたのですが、評議委員による学校検査の日が近付いてきて……。
- マドレーヌといたずらっ子
- 学校のお隣に、スペイン大使夫妻が引越しして来ました。大使夫妻の1人息子のぺピートはとんでもないいたずら小僧!
- 度を越したいたずらに、みんなは次第に我慢の限界を超えてしまうのですが………。
- マドレーヌとジプシー
- ロンドンのマドレーヌ
- スペイン大使夫妻が、仕事の都合によりパリを離れてロンドンに引っ越さなければならなくなりました。
- 女の子たちとぺピートは、泣いて別れを惜しみます。ぺピートは寂しさと悲しさのあまり、
- 棒のようにやせ細ってしまい、困った夫妻は、ミス・クラベルと女の子たちをロンドンに招くことにしました。
- その日はちょうどぺピートの誕生日。女の子たちはぺピートが欲しがっている「馬」を探して
- ロンドンの町を歩き回るのですが………。
- アメリカのマドレーヌ
- ある日マドレーヌ宛に、テキサスのひいおじいさんが亡くなったことを知らせる海外電報が届きました。
- ひいては遺言書の公開のため、マドレーヌにテキサスに来て欲しいというのです。
- ミス・クラベルとマドレーヌたちは、テキサスに来てビックリ! マドレーヌのひいおじいさんは
- 驚くほどの大金持ちだったのです。「すばらしいわ!」と有頂天になるマドレーヌや女の子たちを見て
- ミスクラベルは「甘やかしすぎだ」と困惑気味。そんな中、マドレーヌが行方不明になると言う事件が起きてしまいます。
- マドレーヌは無事なのでしょうか。
- そして遺言書に書いてあったこととは、果たして………?
- マドレーヌのクリスマス
- もうすぐクリスマス。しかしみんな風邪をひいて寝込んでいます。……元気でおチビなマドレーヌ以外。
- テキパキと働くマドレーヌの所へ、1人の怪しげなじゅうたん商人がやってきます。
- 「足が冷えなくていいわ」と、マドレーヌは12人分のじゅうたんを商人から買うのですが………。
[編集] 備考
- マドレーヌのぬいぐるみには、絵本のエピソードにちなみ、腹部に盲腸の傷痕が付けられている