マドゥライ
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マドゥライ(மதுரை, Madurai)は、インドのタミル・ナードゥ州中南部に位置する、マドゥライ県の県庁所在地であり、ヴァイハイ川の河岸に発達した古都で、人口110万人を擁する州内第2の大都市である。多くの観光客や巡礼者が訪れるミーナークシ寺院は、この都市の中心にあって象徴的存在となっている。紀元前から栄えていたと考証されており、長い間パーンディヤ朝の首府であって、多くの文化遺産を抱え、南インドの商業の中心地でもあった。
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[編集] 市民
マドゥライの人口は110万人に達する。男女比は男性1000人に対して女性976人である。識字率は79%であり、インド国内平均を上回っている。
マドゥライの言語はタミル語であり、ほとんどの人に解される。マドゥライで話されるタミル語はマドゥライ方言と呼ばれ、他の言語や発音の崩れなどが比較的少ないと言われ、マドラス方言と対比されることが多い。タミル語のほかに、サウラーシュトラ語の話者がいることが特徴的で、おもにサウラーシュトラ社会から移ってきた人々によって話されている。また、テルグ語、ウルドゥー語、ヒンディー語なども一部で話され、英語は国内の共通語として広く使用される。
[編集] 教育
マドゥライには、主に以下のような大学がある。