ポッケルス効果
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ポッケルス効果 (―こうか、Pockels effect) とは1893年、ドイツの物理学者であるフリードリッヒ・ポッケルスが発見した1次の電気光学効果のことである。
[編集] 定義
ポッケルス効果は、誘電体の等方性結晶において電場をかけると複屈折性を示す現象である。その時、電場の強さに比例して屈折率が変化するのがポッケルス効果である。これに対し、電気光学カー効果は2乗に比例するものを指す。カー効果と異なり、圧電性のある点対称でない結晶に電圧を交差させなければ起きない現象である。
[編集] 応用
ポッケルス効果を起こすものは、圧電性のある等方性結晶である。しかし、透明でなければポッケルス効果を見ることができないので、圧電性の結晶の中でも特にリン酸二水素アンモニウム (ADP) やリン酸二水素カリウム (KDP) などがポッケルス効果を起こす素子として利用されている。
[編集] 関連項目
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