ホーチミン・ルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホーチミン・ルートとは、ベトナム戦争時における北(ベトナム民主共和国)から中立国ラオス、カンボジア領内を通り南(ベトナム共和国)に至る陸上補給路をさす言葉。
日本での呼び名であり、アメリカや諸外国ではホーチミン・トレイルと呼ぶ(ルートやウェイではなく、トレイルである。これはトレイルが、たとえば獣道のように通常は地図に載らず、自然の中の単なる動物の通行の跡と大差ないような、細い小道を指す言葉であり、ヴェトコンが通常の道路を使用せず、自然の中に小道を開拓して利用していたことに由来する)。
トラックなどの車両が通れる道路から徒歩でしか通過できないような道までを使い、ラオス領、カンボジア領までをも通過しつつ物資、兵力の投入が行われた。
[編集] 関連項目
- 援蒋ルート