プム・ジェンセン
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プム・ジェンセン(พุ่ม เจนเซ่นあるいはプーム・ジェンセンภูมิ เจนเซ่น、1983年8月16日 - 2004年12月26日)は、タイ王国君主・ラーマ9世(プーミポン・アドゥンラヤデート王)の娘であるウボンラットの息子。外国籍のピーター・ラッド・ジェンセンを父に持つため、王族籍はないが、ウボンラットの離婚やタイ国内での王族的な活動などが認められ、プーミポン国王の外戚としてタイ国内では王族的な扱いを受けていた。
2004年12月26日に発生したスマトラ島沖地震での犠牲者の一人。プムは母親のウボンラットをはじめとする家族全員でパンガー県、カオラックにあるラ・フローラ・リゾート・ホテルに宿泊していたが、津波にさらわれ行方不明となった。翌日に遺体が発見され、ウボンラットの弟であるワチラーロンコーン親王が遺体の確認を行い、遺体をバンコクへ輸送した。
彼の死のため、一部の盛り場が自主休業を行うなど、津波後にはタイ国内全体で自粛ムードが続いた。
後には、津波被害者の支援を行う基金としてプム・ジェンセンの名を冠したクン・プム基金が創設された。