ブラック・フラッグ

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ブラック・フラッグ (BLACK FLAG) は1976年、南カリフォルニアで結成されたハードコア・パンク・バンド。メンバーの入れ替わりが激しく、結成から解散までバンドに在籍していたのは、リーダーでギタリストのグレッグ・ギンだけだった。 Black Flag（黒旗）はアナーキストの象徴。レコードの多くはグレッグのDIYレーベル SST Records を通してリリースされた。SSTからは他にも、ハードコアや初期オルタナの音源がリリースされている。

1981年にブラック・フラッグのファンでもあった、ワシントンD.C.出身のヘンリー･ロリンズがボーカリストとしてバンドに加入。この出来事は、東海岸でもブラック・フラッグの名前が知れ渡るきっかけになった。バンドはその頃から活動を活発にしてゆき、ツアーをこなしながら次々とレコードをリリースする。1986年に解散。

アメリカ、特にウェストコーストのハードコアシーンに与えた影響は大きく、USハードコアの創始者ともいえる。ただし、一般的なハードコアと違い、ブラック・フラッグの音楽は必ずしもスピードに重きをおかない。また、ブラックサバスをはじめパンクロック以外の音楽からも影響を受けている。この傾向は特に、ロリンズ加入後（1980年代前半）の曲で顕著である。