フェラーリ・テスタロッサ
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フェラーリ・テスタロッサ | |
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製造期間 | 1984年 – 1991年 |
ボディタイプ | 2ドア クーペ |
エンジン | ティーポF113A型 180°V12 4942cc 390PS |
全長 | 4510mm |
全幅 | 1970mm |
全高 | 1160mm |
車両重量 | 1660kg |
先代 | 512BBi |
後継 | 512TR |
同クラスの車種 | ランボルギーニ・カウンタック |
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フェラーリ・テスタロッサ(Ferrari Testarossa)は、フェラーリが製造していたスポーツカー。1984年10月のパリ・サロンで発表され、それまでの512BBiからフラッグ・シップの座を引き継いだ。後継車種は512TR。250TRと区別するため、新テスタロッサとも呼ばれる。名前の意味は「赤い頭」
エンジンは4942ccの180°V12で512BBiと同じ排気量ではあるが、バルブを各シリンダ4個ずつ、計48個とした事により高回転域でのパワーと伸びが向上し、390PSの出力と最高時速290km/hを得た。また、カム・カバー(シリンダー・ヘッド)が赤く塗られており、これが車名の由来ともなっている。一応ミッドシップという扱いではあるが、日常の使用も考えた結果エンジンは相当後ろよりに搭載されることとなり、後方の4気筒は後車軸よりさらに後ろにオーバーハングする格好となっていて、ほとんどRR車といった重量配分を持つに至る。スポーツカーと呼ぶには少々苦しい車両重量も含め、どちらかと言うとGTカー的な要素の強い仕上がりとなっている。