ピーターラビット
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ピーターラビット(Peter Rabbit)は、ビアトリクス・ポターの児童書に登場する主役キャラクターである、明るい青のコートを着用しているウサギ。シリーズ作品の総称ともなっている。
1893年9月4日にビアトリクス・ポターが友人の息子に宛てた絵手紙が原型である(同日がピーターラビットの誕生日とされる)。1902年には初の本「ピーターラビットのおはなし」が出版される。日本には1971年に石井桃子の翻訳で紹介された。
ピーターラビットシリーズの累計発行部数は全世界で1億5000万部を超え、日本でも1200万部が発行されている。また第1作の「ピーターラビットのおはなし」の発行部数は全世界で4000万部を超える。
1988年から、三菱信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)のイメージキャラクターに起用。好評を博している。同行が2005年10月1日にUFJ信託銀行と合併した後も、キャラクターとして起用している。
現在、一部の図書カードの柄にもなっている。
目次 |
[編集] ピーターの登場する作品
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ピーターラビットのおはなし
ビアトリクス・ポターの最初の本で、ピーターと彼の家族が紹介された。ある日彼の母は森で遊んでいるピーターと彼の姉妹、フロプシー、モプシー、カトンテールを置いて市場へ出かける。母の言いつけを破ってピーターはマグレガーさんの農場へ忍び込んで、野菜を食べて、マグレガーさんに見つかり、追いまわされる。辛くも逃げ出す事ができたが上着と靴をなくしてしまい、それはマクレガーさんの新しいカカシへ使用された。
[編集] ベンジャミンバニーのおはなし
ピーターのいとこ、ベンジャミンバニーはマクレガー夫妻の留守の間に、ピーターの服が未だにある庭へピーターを連れてくる(前夜の雨の所為で服は縮んでいた)。ピーターの服を取り返した後、彼らをピーターの母の為にタマネギを盗むが、マクレガーさんの猫に捕まる。幸運にも、彼らが居ない事に気付いたベンジャミンの父に発見され、助けられる。
[編集] ティギーおばさんのおはなし
ピーターはベンジャミンと共に、この話でティギー・ウィンクルが他の衣服の中のピーターの上着を繕う場面で言及されている。
[編集] 「ジンジャーとピクルスや」のおはなし
この名義詐欺の話で、以前に登場した他のキャラクターと共にピーターやその家族がカメオ出演している。
[編集] フロプシーのこどもたち
成長したピーターはこの話でベンジャミンとフロプシー、そして彼らの子供らへキャベツを与える。
[編集] キツネどんのおはなし
ベンジャミンとフロプシーの子供達は悪名高いアナグマ、トミー・ブロックに誘拐される。フロプシーがトミーを入れたベンジャミンの父へ怒りをぶつけている間に、ベンジャミンとピーターがブロックの後を追いかけると、彼はトッド(アヒルのジマイマのおはなしに登場したキツネにそっくりのキャラクター)の家へ隠れる。トッドは彼のベットにアナグマが寝ているのを見て、水の入ったバケツをトミーへ落ちる様にセットする。しかし罠を作動させる前に彼は目覚め、二匹はつかみ合いに入る。 それを見ていたピーターとベンジャミンはその間に子供を救出する。
[編集] 外部リンク
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