ピルビン酸
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ピルビン酸 | |
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一般情報 | |
IUPAC名 | 2-oxopropanoic acid |
別名 | 2-オキソプロピオン酸、α-ケトプロピオン酸、焦性ブドウ酸 |
分子式 | C3H4O3 |
分子量 | 88.06 g/mol |
組成式 | |
式量 | g/mol |
形状 | 無色液体 |
CAS登録番号 | [127-17-3] |
SMILES | CC(C(O)=O)=O |
性質 | |
密度と相 | 1.267 (15 ℃) g/cm3, |
相対蒸気密度 | (空気 = 1) |
水への溶解度 | 任意に混和 |
への溶解度 | |
への溶解度 | |
融点 | 13.6 ℃ |
沸点 | 165 ℃(分解点) |
昇華点 | ℃ |
pKa | 2.49 |
pKb | |
旋光度 [α]D | |
粘度 | |
屈折率 | 1.4138 (20 ℃) |
出典 |
ピルビン酸 (Pyruvic acid) は有機化合物の一種で、示性式が CH3C(=O)COOH と表されるカルボン酸である。IUPAC命名法では 2-オキソプロパン酸 (2-oxopropanoic acid) と表される。α-ケトプロピオン酸 (α-ketopropionic acid) あるいは焦性ブドウ酸 (pyroracemic acid) とも呼ばれる。水、エタノール、エーテルなど、さまざまな極性溶媒や無極性溶媒と任意な比率で混和する。酢酸に似た酸味臭を示す。2位のカルボニル基を還元すると乳酸となる。
生体内では解糖系による糖の酸化で生成する。
ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体の作用により補酵素Aと結合するとアセチルCoAとなり、クエン酸回路や脂肪酸合成系に組み込まれる。
また、グルタミン酸からアミノ基を転移されるとアラニンになる。
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